【2015 花粉症】舌下免疫療法のメリットとデメリット

2015年の花粉症対策として
最も注目を集めている舌下免疫療法。

その最大の魅力は
やはり花粉症を根治できるということでしょう。



これまでの薬の治療では、
花粉症の症状は治まるけどしばらくするとまた…。

という方がほとんどでした。



しかし、舌下免疫療法を受けると
1～2割の方は花粉症が完全に治ると言われています。


ただし、そんな舌下免疫療法にもやはりデメリットはあります。

舌下免疫療法のデメリット

最初に舌下免疫療法のデメリットを上げていきます。

【舌下免疫療法のデメリット】

・根治できるまでに2年ほどかかる
・今期の受付を終了しているところが多い
・スギ花粉症にしか効果が無い
・費用が高い（毎月数万円程度）
・副作用が起きる可能性がある


デメリットとしてはこの5つでしょうか。



まず、舌下免疫療法の方法ですが、
ジダトレンというお薬を使って行います。

ジダトレンはスギ花粉を含むエキスです。

舌の下にこのエキスを滴下して2分ほど置く
ということを繰り返していきます。



この量を徐々に増やしていきスギ花粉に
身体を慣れさせていくのが舌下免疫療法です。

早い方だと数週間～数ヶ月で効果が出ると言われていますが、
治療完了には約2年これを繰り返していきます。



ただし、使っている薬はスギ花粉のエキスなので
スギ花粉症にしか効果が無いこと、

また、花粉症の原因を体内に入れるので
ごくまれにですが重篤な
アレルギー反応を起こす方がいらっしゃいます。



他にも舌下免疫療法は花粉症のシーズンから始めると
花粉症の症状が悪化してしまうと言われています。

このため、今期はもう舌下免疫療法の受付を終了しており、
次回は2015年の5月からというところが多いです。

舌下免疫療法のメリット

ここまで舌下免疫療法のデメリットを見てきましたが
次は舌下免疫療法のメリットについてです。


【舌下免疫療法のメリット】

・スギ花粉症を根治できる可能性がある
・何らかの効果がある方が多い
・自宅でできる
・副作用が少ない


これまでは舌下免疫療法の代わりに注射を行っていましたが、
注射は痛みが強く週に1回必ず受診をする必要がありました。


また、副作用が出る確率も舌下免疫療法に比べると
高いことが問題とされていました。


そういった意味では舌下免疫療法は
注射のデメリットを全てカバーしてくれています。



また、舌下免疫療法の効果については、
約1～2割の方が根治、約2～3割の方が症状は残ったが満足、
約2～3割の方が効いたと思うと回答しているそうです。

なので、受けた方の7～8割の方には効果があると言われています。


以上が舌下免疫療法のメリットとデメリットです。



私が思うにこの治療法はまだ新しく、
効果についてもよく分からないところが多いです。

ただし、多くの方が既に効果を実感しており
海外では比較的メジャーな治療法なようです。

また、副作用も少なくある程度手軽に安全に
行えるというのも魅力的ではないでしょうか。


あえて欠点をあげると
やはりスギ花粉以外が治らないことでしょう。

つまりアレルギー全般を
治すものではないということです。



なので、舌下免疫療法で治ったから
大丈夫と油断せずその後もアレルギーを治すための
対策は取り続ける必要のある治療法ではないかと感じます。



とはいえ、かなり可能性のある治療で
あることに間違いは無いと思います。

花粉症にお悩みの方は来年に備えて
今年の花粉症以降受けてみるのを考えてみても良いかもしれませんね。


【まとめ】
・舌下免疫療法は7～8割の人に効果が期待できる
・ただし、今期の受付は終了しているところが多い
・スギ花粉症以外には効果がなくアレルギー全般を治すものではない


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